==================平成19年3月30日=========                            建築革命 活動メールマガジン  《 Vol 076 》 ================================== こんにちは。先週の日曜日、春の陽気に包まれた休日が突然の激しい揺れで 暗転してしまいました。石川県能登半島沖で起きた大地震。1週間が経とう とする今でも、続く余震に被災地域の方々は不安な日々を送られています。 石川県の調べによると県内の住宅の被害は全半壊270棟、一部損壊171 3棟と時間の経過とともに拡大しているそうです。避難生活を送っている方 1900人以上にのぼっています。 今回の地震で、亡くなられた方こそ少なかったですが、建物の被害が大きか った理由の一つに「地震発生率が日本一低い地域」というものから来る防災 意識の低さで、家具の転倒防止器具などの設置がされていなかったことや、 地域の特性として屋根を瓦でふくことから、屋根が重く揺れに弱かったこと が挙げられていました。 その中でも、全壊44棟、半壊96棟と最大の被害に見舞われたのが石川県 輪島市門前町。しかし、倒壊家屋による死者はなく、行方不明者は、なんと ゼロでした。高齢化率約47%の町が地震発生から数時間ですべての高齢者 の状況を把握し、重傷4人、軽傷11人と人的被害を最小限に食い止められ た理由は、町独自の「高齢者マップ」があったからこそだそうです! 「寝たきりの高齢者」「1人暮らしの高齢者」「高齢者夫婦」などをそれぞ れピンク、黄、緑で塗り分けられた高齢者マップをもとに町内の高齢者宅を 戸別訪問し、体調や家の損壊程度を確認しながら公民館などの避難所に誘導。 発生から約4時間20分後の午後2時には高齢者全員の状況が把握できたと いうのには驚きを隠せません。 そもそも、この高齢者マップを町が作成するキッカケとなったのが阪神淡路 大震災で独居老人の孤独死が相次いだという事実でした。 大きな災害があっても、過去の教訓が活かされて今に繋がっている…という お手本のようなニュースに少し心が暖まりました。 現在、仮設住宅の建設や瓦礫の撤去作業、ボランティアの派遣などが進めら れています!物資の支援や義援金での協力など、私たちにも出来ることはた くさんあります。他人事と片付けてしまわず協力していきたいですよね