==================平成19年06月01日========                            建築革命 活動メールマガジン  《 Vol 084 》 ================================== こんにちは!先週はラニーニャ発生に関わる異常気象についてお話しましたが、 今週は異常気象や地球温暖化の原因となっている二酸化炭素(CO2)やメタン など温室効果ガスの削減に関わる問題についてお話したいと思います。 皆さんは「京都議定書」というのをご存じでしょうか?これは日本やEUなど 世界125カ国が参加して温室効果ガスの濃度を安定化させることを目的にし た国際条約なんです。最近、安倍首相が環境問題に取り組む様子などがよく報 道されていますが、その中で今月24日に「2050年に世界全体の温室効果 ガス排出量を現状から半減させる」という方針を明らかにしたことなどからも、 改めて京都議定書への感心が高まってきています。 実は京都議定書はスムーズに発効されたわけではなく、「気候変動枠組条約第 3回締結国会議」が開かれた1997年には先進国などに対して2008年〜 12年の間に温室効果ガスを一定数値を削減することを義務づけ、主要国の削 減率は、日本6%、米国7%、EU8%、カナダ6%、ロシア0%などとなっ ていて、全体では5.2%の削減を目指したものとなり、これらの削減目標には 法的な拘束力があると決められていました。ですが、2001年にアメリカの ブッシュ政権がこれを離脱してしまい、発効ができない状態が続きました。 しかし、ロシアのプーチン大統領が2004年に京都議定書に署名し、ロシア が参加したことによって、アメリカ抜きでもCO2の排出量が61%を超える ことになったため、ようやく2005年に発効したんです。 この発効から、日本でも環境問題への取り組みが活性化し、温室効果ガスの排 出量取引ができる仕組みを柱とする「京都メカニズム」や、森林吸収源などの 新たな制度や仕組みも導入され始めました!が、2005年の森林吸収分が日 本の目標の8割弱にしか達していないことが先日明らかになるなど、まだまだ これから…といった状態です。 建築やリフォームは、どうしても木材などの資源の利用量が多くなるものです。 CO2を吸収するために植樹が増えている一方、私たちが資材とするために木 を伐採しているのも事実です。国だけでなく世界規模で環境が考えられるよう になってきた今、大きな枠組みだけでなく私たち個人や会社など、小さなとこ ろから環境を考え始めることが大切なんだと思います。 最近では古い家屋の廃材となった柱などをリサイクルして使用するリフォーム 業者さんなども増えてきています!年代を経た柱には新しいものにはない味わ いがあって好評なのだそうです。こういう取り組みをもっともっと広げていか ないといけないんですよね。是非皆さんにも、ご自分の周りで簡単に出来るエ コを考えて見て頂ければ…と思います!